ロイ・オービソンとエルビス・プレスリー
エルビス・プレスリー(ELVIS PRESLY)1935- 1977年、42歳没、 は語ることが無いと言うほどで、彼の活動は後半、カントリーミュージックからロックまでの幅広いファン層を取り込み、活動の場はショー出演であった。
ロイ・オービソン(ROY ORBISON)1936-1988年、テキサス生、52歳没は、逆にカントリー的アプローチのロックで都市層や若者を取り込んだ大規模コンサートで活動した。
ロイは僕がロスにいた1975年頃、アメリカ西海岸では圧倒的な人気があったが、日本ではあまり知られてない。
エルビスはソングライティングをしなかったが、ロイは17曲のベストテン入りがあり、
映画に使われ有名になった曲が多い。
エルビスはテネシー州生れで多くのカントリー曲を唄い、なかでも教会曲のアルバムは良く売れたそうだ。サンレコードで録音した曲に母に送った「I Love You Because」Leon Payne作がある。彼は「キング・オブ・ロックアンロール」と呼ばれた。
次の曲はハンク・コクラン(Hank Cochran)の名曲「Make The World Go Away」
エディ・アーノルド(Edy Arnold)のヒット曲。歌は、「自分の不都合で別れなければならなかったが、許しているなら世間を忘れてまた一緒になってくれ」と言う内容だ。
ロイの曲で知られているのはオー・プリティ・ウーマン、「Oh Pretty Woman」
ロイ・オービソンのジャケットと、Only The Lonely, Blue Angel, Crying ,In Dreams, Blue Bayouなど、Blue Bayouはリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)が唄いヒットした。
Oh Pretty Woman、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)1988 年の映画で有名になった。Crying も映画に使われた。
彼は「ビッグ・オー」と呼ばれた。
二人とも、のびと湿り気のある声で、本当に腹から歌唱していた。
彼ら偉大なアーティストたちのマーケティングは大規模コンサートでファンを集めたことだ。そのライブを観ていると、ステージでは一切手を抜かず、その緊張感は指先にまで及んでいた。彼らは一般的カントリーミュージックの魅力を拡大し、幅広い多くのファン層を取り込んだ。以上