2、 本 「A CENTURY OF COUNTRY MUSIC」An Illustrated History

By Robert K. Oermann  TVBooks  東京アメリカンクラブライブラリー所蔵
とても内容があり、多くの写真で20世紀のカントリーミュージックを説明してある。

A4版リーガル310ページ

この本の素晴らしい点は音楽と言う主観的なテーマに写真を使い客観的に説明している点だ。僕は少しでも時間があるとライブラリーでこの本を開き、何らかの情報を得るのが習慣となっている。
例えばSongwriter、作曲者と言う欄では、以下の作曲者を写真付きで説明しているからウィキでは見ることができない顔を知ることができた。選択は本のライターの主観であろうが、納得できる。
彼はSongwriterを時代順に以下のように並べた。
Mel Tillis
Leon Payne
Marjohn Wilkin
Vaughn Horton
Cindy Walker
Wayne Walker
Bobby Braddok
Tom T. Hall
Bill Anderson
Haran Howard
Hank Cochran
Glean Sutton
Tom T. Hall など。
伝統的なサウンド、ポルカやヨーデル曲からバラードまでの変遷説明が良い。

本は第一章が「世紀の始まり」として20世紀、カントリーサウンドがアメリカ社会でスタートした背景、そして4章では「ブルーグラスの誕生」となり1990年代まで続いている。

迫力ある家族バンド

各章では当時のポスターがその様子をしる良い資料だ。
以下はSongbook,ソングブックのポスターで、書店向けのものだっただろう。
「ボブ・ミュラーの有名ヒルビリー曲」30曲、ギターウクレレコード付、60セント

現在は死語となった「ソングブック」

かくしてこの本は膨大な情報が含まれている。東京アメリカンクラブライブラリーがなければ日本では存在しないものだ。
20世紀の終わりは13歳のリアン・ライムズの出現だ。