1、 本「WAYFARING STRANGERS」
The Musical Voyage From Scotland and Ulster to Appalachia
By Fiowa Pitshie and Doug Ork CD付き20曲ある
Forward Dolly Parton (前文 ドーリー・パートン)
東京アメリカンクラブライブラリー所蔵
カントリーミュージックサウンドの先祖はスコットランドとアイルランドだと、音楽のDNAを研究した本で、イラストを多く使用して分かり易い内容だ。
アパラチアに入植したスコッティシュとアイリッシュのメロデイや歌詞がマウンテンミュージックの元だったとする論理。
媒体のない時代、人とともに歌はとんでもなく遠くまで飛んできた。17世紀くらいの話だ。
本は使われた楽器やダンスのイラストもある。
(同じような研究はウエストバージニアに1930年代に調査に行ったコロンビア大学の録音資料の話をTV番組で見た。)
マウンテンからヒルにそして草原に降りてきたブルーグラスがカントリーミュージックの潮流なら、おおもと論としては、18世紀、それらのサウンドがどのような形でアメリカの
入植地で発展したか、それはアメリカ史ではとても興味のあるテーマなんだろう。
人々が生活の中で音楽をどのように楽しんだか?家族や近所の単位だっただろう。
楽器も手作りのもので、サウンドは伝承されたに違いない。ダンスの楽しみ方。
そういう生活と音楽がこの本に書かれている。カントリーミュージックの歴史を理解する
意味ではとても面白い。