DETOTR⇔by Cyndi Lauper
生年:1953年 ブルックリン、NY
アメリカをドライブしていると「DETOUR⇒」サインに良くぶち当たる。工事中か何かの理由で行先がクローズされていて、こっちを回れと言う意味だ。でもその迂回路は親切ではなく、分り難い、舗装が悪い、曲がりくねった、遠い道だ。うんざりする。
でも行けるだろうとサインを見ないふりして進むと大変なことになる。それを人生に置き換えた歌だ。
この歌は僕も好きで挑戦したが、どうもうまく行かない。キーが合わないのだろうが、ほってある。
シンディの2016年、彼女が63歳の時のアルバムだ。
例によって、ローリングストーン誌は酷評した。「落ちぶれた歌手が最後にはカントリーを唄う」と。
でもこのアルバムは良く出来ているし、シンディのカントリーは悪くないと言うのが僕の感想だ。シンディの歌唱力は年齢とは関係ない。声の多様性も、ハリも、感情移入も、迫力もある。
シンディは大の日本ファンであることは皆知っている。1990年、紅白にも出場した。
震災支援や豆まきまでしている。
彼女はニューヨーカーだが、両親の離婚とか、イケメン好きで男関係でも苦労したと聞いた。
丁度、僕が最初、ニューヨークにいたころ、日本料理屋でバイトをしていたそうだ。
ニアミスがあったかもしれない。
彼女の歌は1984年のスピルバーグの映画「グーニーズ」でしか知らない。
「永遠のガール」と言う自分の売り込みが気に入った。「Girls Just Wanna Have Fan」―女の子は面白いことがただ好きーと言う歌が大ヒットして、グラミー、エミー、トニーの賞の受賞者だ。大変な人だ。
このアルバムが良く出来ているのは、ひとつは選曲が良い、いろいろな有名歌手の歌だ。もうひとつは良い人達とコラボしている。その中では、ビンス・ギル(Vince Gill)とジュエル(Jewel)とは生でレコーディングしたかもしれないが、後の人は編集だと思う。
ウィリーの歌は子供の声で歌った。
曲目は以下の通りで、元の歌手と、(内)はコラボした人を書いた。
1、 Fennel of Love Wanda Jako
2、 Detour Patte Page ( Emmlou Harris)エミルウーは聞こえない
3、 Misty Blue Bob Montgomely この歌はフランスの青い影を思い出すが知らない
4、 Walkin’ After Midnight Patsy Clein
5、 Heartahes by the Number Ray Price YouTubeにもあるがリズム感が良い、ベスト
6、 The End of the World Skeeter Davis
7、 Night Life (Willie Nelson)
8、 Begging to You Marty Robins
9、 You are the Reason Oue Kids are Ugly Conway Twiity and Loretta Lyn (Vince Gill)
コミカルだ
10、 I Fall to Pieces Patsy Clein
11、 I want be a Cowboy’s Sweetheart Patsy Motana, Suzzy Bpgguss (Jewel)
ヨーデルが良い
12、 Hard Candy Christmas Dolly Parton (Arison Krauss)
シンディはこのアルバム後、ステージで「家出娘」スタイルで出ているからなまじの思い入れではないようだ。良い歌を上手に歌っている。
なかでも5、Heartaches by the Number が良い。ビンス・ギルと掛け合っている「お前のせいで子供がかわいくない」はコンウエイとロレッタの離婚ものソングの一つでユーモラス。11、「カウボーイの恋人」のヨーデルはジュエルもヨーデルが得意と言うことで音だけではどちらがどっちか判明できないが、う・ま・い。
タイトル曲「DETOUR」はPaul Westmorelandと言う人が1945年に書いた。
歌詞には「Headed down life’s crooked road・・・・next five years in jail・・・・
Should have read that detour sigh. 」とある。ウィリーはnext half year in jailだ。
最後のArison Krauss とのHard Candy Christmasはヒットチャートの上位に入った。
DetourはPatti Page が唄ったがこの歌を注文した歌手、Spade Cooleyは後に妻殺しで死刑の判決を受けたが、刑務所で死んだ。
西部の生活は厳しい。
家出の先はトレーラー生活か?